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国立市のハザードマップの見方|浸水・内水・土砂災害を町別に整理

国立市のハザードマップは、洪水・内水・土砂災害の3種類です。

多摩川の洪水で色が付くのは、甲州街道より南の町。一方、2025年11月に公表された内水ハザードマップは市内全域が対象で、国立駅の周りにも浸水の想定があります。

洪水(多摩川)で色が付くのは甲州街道より南。泉はほぼ全域が0.5〜3m
内水(大雨で下水があふれる)は市内全域が対象。深い所は谷保の低地
土砂災害警戒区域は11か所。青柳・谷保の崖沿いなど4つのエリア

国立市が公表しているハザードマップ(2025年12月更新)と、東京都の土砂災害警戒区域の指定状況(2026年8月26日現在)をもとにまとめています。町ごとの深さはマップの色を読み取ったもので、番地単位の確認は市のマップで行ってください。

目次

国立市のハザードマップは3種類

種類何の災害か作った機関対象の範囲
洪水ハザードマップ多摩川があふれたときの浸水国の想定をもとに市が作成(2021年8月更新)甲州街道より南が中心
内水ハザードマップ大雨を下水道が流しきれずに起きる浸水国立市(2025年11月28日に公表)市内全域
土砂災害ハザードマップがけ崩れ東京都が指定した区域を市が地図に崖沿いの4つのエリア

見落としやすいのが、内水のマップです。2025年11月に市が初めて公表したばかりで、古い情報のままの解説も少なくありません。

「多摩川から遠いから大丈夫」とは言い切れないのが、この内水の地図です。

洪水ハザードマップ|色が付くのは甲州街道より南

洪水のマップは、多摩川の流域に2日間で588mmの雨が降った場合を想定しています。国がこれまでの想定より雨量を引き上げ、浸水する範囲が広がりました。

市のマップの色を町ごとに読み取ると、次のようになります。

想定される浸水の深さ(おおよそ)
ほぼ全域が0.5〜3.0m。多摩川寄りの一部は3.0〜5.0m
谷保(甲州街道より南)0.5m未満〜3.0mが混在
青柳石田矢川おおむね0.5m未満。多摩川沿いの一部は深い
富士見台・中・東・北・西浸水の想定なし

0.5〜3.0mは、1階の軒下までつかる深さです。3.0〜5.0mになると、2階の軒下まで達します。

泉は、市内で最も広く、深く浸水が想定されている町です。多摩川沿いの一部には、家が流されたり壊れたりするおそれのある「家屋倒壊等氾濫想定区域」も示されています。

市は、逃げ遅れたときに駆け込める高い建物として、国立第六小学校・国立第三中学校・都営泉二丁目アパートを緊急一時避難施設に指定しています。

内水ハザードマップ|駅の周りにも想定がある

内水とは、大雨が降ったときに、下水道や水路が雨を流しきれずにあふれる浸水のことです。川があふれなくても起きるのが特徴。

国立市の内水のマップは、1時間に153mm、1日に690mmという最大規模の雨を想定しています。

マップを見ると、浅い浸水(0.5m未満)は、道路に沿って市内のほぼ全域に点在しています。

深い浸水が集中しているのは、谷保の低い土地です。国立第三中学校から国立府中IC、谷保4丁目・6丁目・7丁目にかけて、0.5m以上の想定が広がっています。

洪水では色が付かない国立駅北口の線路沿いや、東1丁目・東3丁目の一部にも、0.5m以上の場所があります。

つまり、北側の町は川の洪水の心配は小さくても、大雨のときの道路や半地下の浸水には備える必要があるということです。

土砂災害警戒区域は4つのエリア

国立市の土砂災害警戒区域は11か所、そのうち特別警戒区域が10か所です(東京都、2026年8月26日現在)。

場所で分けると、主に次の4つのエリアです。

エリア場所の目安
青柳の崖沿い青柳2丁目・3丁目の南側、多摩川に近い段差
谷保の崖沿い谷保天満宮の近くから谷保4丁目、谷保7丁目にかけての段差
泉5丁目北側の段差(城山公園の西)
東・北の一部東3丁目、北1丁目の国分寺市との境目付近

国立市の南側には、「ハケ」と呼ばれる段差(崖線)が東西に走っています。警戒区域の多くは、この段差に沿っています。

青柳3丁目の南側の一部は、2023年11月に区域の指定が解除されました。ただ、洪水ハザードマップのほうには、この解除がまだ反映されていません。 土砂災害の区域は、土砂災害ハザードマップ(2025年12月更新)で確認してください。

住まいを選ぶときの使い方

不動産の取引では、2020年8月から、重要事項説明で水害ハザードマップ上の物件の位置を説明することが義務になりました。土砂災害警戒区域に入っているかどうかも、説明の対象です。

国立市では内水ハザードマップが公表されたことで、説明の対象になるマップが増えています。

ただ、重要事項説明があるのは契約の直前。気になる物件が見つかった時点で、自分で3つのマップを確認しておくのが安心です。

物件の場所見ておきたいマップ
泉・谷保(甲州街道より南)・青柳・石田・矢川洪水・内水・土砂の3つすべて
富士見台・中・東・北・西内水と、崖の近くなら土砂

マンションなら、住戸の階数でも受け止め方が変わるはずです。泉で3.0m未満の想定なら、3階以上の住戸は水につかる想定の高さより上。ただし、エレベーターや電気設備が1階や地下にあると、建物全体が使えなくなることがあります。

どんな世帯が多い町かは国立市の人口と世帯数の記事、町ごとの家賃の目安は国立市の家賃相場の記事で見られます。

今日やること

  • 気になる物件の住所を、洪水・内水・土砂の3つのマップで確かめる
  • 泉・谷保なら、想定の深さと住戸の階数を並べて見る
  • 逃げ遅れたときに駆け込める建物を、家族で1か所決めておく

浸水や土砂災害の想定も含めて国立市で住まいを探したいときは、中古マンション購入のご相談をご利用ください。物件ごとのマップの確認も一緒に行います。

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